「離乳食をさぼってしまった…」と感じたときに読む話
「今日はごはん作れなかった…」「バナナだけで済ませた…」そんなふうに、離乳食を“さぼった”と自己嫌悪に陥ること、ありますよね。
特に初めての育児では、ネットや育児本に書かれている“理想の食事”と現実のギャップに戸惑ってしまいがちです。
でも、その“さぼり”は悪いことではありません。育児において大切なのは完璧を目指すことではなく、無理のないペースで「続けていくこと」。
1日くらい手を抜いても、赤ちゃんはちゃんと育ちますし、ママやパパの笑顔がなによりの栄養です。
実はみんな悩んでる！SNSの裏にあるリアル
インスタで見かける華やかな離乳食プレート。彩りもよく、バランスも良さそうで、ついつい比べて落ち込んでしまいますよね。でも、あれは“その一瞬を切り取ったもの”です。
実際は、「ベビーフードで済ませた」「食べてくれなくて全部残された」「床がぐちゃぐちゃになった」そんな日々がほとんど。SNSの投稿に振り回されず、自分の家庭のやり方で進めていいんです。
罪悪感は不要！赤ちゃんのペースに合わせてOK
離乳食の進み方には、個人差があります。もりもり食べる子もいれば、1さじで満足する子も。毎日3回食べないと…と焦る必要はありません。
たとえば、うちの子も最初は全然食べてくれず、心配で病院に相談したことがあります。でも医師から「体重が順調なら大丈夫。焦らず続けて」と言われてホッとした記憶があります。
離乳食をさぼるとどうなる？本当に影響あるの？
「離乳食を手抜きすると成長に影響があるんじゃ…？」と不安になるのは当然。でも実は、生後半年〜1歳ごろまでは、母乳やミルクが主な栄養源。離乳食はあくまで“補助”なのです。
栄養面の心配は？補える工夫はある！
忙しい日や体調がすぐれない日は、「栄養、足りてるかな？」と心配になりますよね。でも、数日さぼったくらいで栄養不足になることはありません。
ポイントは“1週間単位”で見てバランスを取ること。たとえば野菜が少なかった日は、次の日ににんじんスープや野菜入りのおやきを足せばOK。ベビーフードも活用すれば、無理なく栄養バランスを保てます。
おっぱいやミルクがあるからこその安心感
離乳食初期〜中期までは、まだまだミルクや母乳が栄養の柱。赤ちゃんにとって一番慣れている栄養源なので、少々食べムラがあっても、体調が安定していれば問題なしです。
「今日はミルクしか飲んでない…」という日があっても、それだけで発育に影響することはほとんどありません。
こんなときは“さぼる”のが正解かも
離乳食は毎日のこと。ママ・パパの心と体が疲れていたり、赤ちゃんの機嫌が悪い日も当然あります。そんなときは「頑張らない選択」も大事です。
ママ・パパの心と体がしんどいとき
疲れがたまってくると、離乳食の準備すらしんどい日もありますよね。夜泣きが続いて寝不足、上の子の世話もあって余裕がない…。そんなときは無理せず、「今日はレトルトに頼る！」と割り切ってください。
ママやパパの体調が崩れてしまっては、本末転倒。休む勇気も、育児には大切なスキルです。
子どもが食べたがらないときは焦らない
風邪気味や歯が生えてきている時期は、食欲が落ちることもあります。無理に食べさせようとしても、かえって「食事＝嫌なもの」と認識してしまう原因に。
「今日は1さじでおしまいね」と軽く済ませて、様子を見ましょう。数日でまた食べるようになるケースがほとんどです。
手抜きでもOK！“さぼらない風”テクニック
少しの工夫で「ちゃんとしてる風」に見せることはできます！気負わず、続けやすい方法を見つけていきましょう。
ベビーフード活用はむしろ賢い選択
市販のベビーフードは、実は栄養士や管理栄養士が監修しているものも多く、安心して使えます。
レトルトパウチをそのまま使ってもいいですし、白ごはんに混ぜて“おじや風”にすれば、手作り感もアップします。冷凍うどんと合わせれば、立派な一品に早変わりです。
冷凍ストックで乗り切る！簡単レシピアイデア
週末にちょっとだけ作っておけば、平日がグッと楽になります。たとえば…
-
にんじん＋玉ねぎ＋かぼちゃのペースト：まとめてゆでて、ブレンダーで潰して冷凍。
-
豆腐としらすの団子：混ぜて焼いて冷凍すればおかずにもおやつにも◎。
-
軟飯を小分け冷凍：チンするだけで主食が完成！
冷凍庫は、働くママ・パパの最強パートナーです！
「離乳食＝愛情」じゃなくても大丈夫
「ちゃんとしたごはんを作ってあげられなかった…」と落ち込む必要はありません。食事の内容よりも、“親が笑顔で一緒にいること”の方が赤ちゃんには大事です。
赤ちゃんは笑顔と抱っこが大好き
うまく食べられなかった日でも、たくさん抱っこしてあげて、ニコニコ声かけしてあげれば、赤ちゃんは安心します。
泣いても、こぼしても、ぐちゃぐちゃでもOK。それでも親がそばにいてくれるという安心感が、子どもの土台を育てていきます。
食事より大事な“ふれあい時間”もある
絵本を読んだり、お歌を歌ったり、一緒に笑ったりする時間。
それも立派な“心の栄養”です。
食べ物だけが愛情じゃない。手抜きしても、赤ちゃんはちゃんとあなたの愛を受け取っています。
まとめ：さぼることは悪じゃない！自分を責めずに「休む」選択を
離乳食を毎日頑張るのは、本当にすごいこと。でも、時には疲れたり、うまくいかない日もある。
そんなときは「さぼっていい日」だと、自分に言ってあげてください。
さぼったからといって、赤ちゃんに悪影響があるわけではありません。むしろ、親が無理せず笑顔でいることの方が、ずっとずっと大事です。
焦らず、比べず、あなたのペースで。
“さぼりながらでもちゃんと育つ”――それが離乳食の本当の姿です。
