小学校に通うと5年生から新たに教科に加わるひとつの『家庭科』。
日頃の家庭での生活で必要になる調理実習や裁縫を学ぶことができます。
調理実習では具材を切り、茹でたり焼いたりして
みんなで分担して料理する授業はワクワクする子どもたちも多いはず。
そこで夏休みなどの長期休暇で出される課題のひとつの自由研究。
テーマを家庭科から選ぶと普段の生活に役立つことを学べるので
気付きもあり楽しく取り組めるのではないでしょうか?
自由研究の5年生 家庭科
家庭科の授業が始まると普段の授業と違って、調理実習では
みんな揃ってエプロンをつけて料理ができて楽しいですよね。
包丁を使って具材を切り、火を使った料理をして、
みんなで分担して協力して作り上げた料理はおいしいはず!
そんな生活に必要な知識を得られる家庭科から
自由研究の題材として選んでみませんか?
捨てるものを使ってお掃除してみよう!
普段、お料理をしていると捨ててしまう野菜の皮や卵の殻などありますよね。
実は、野菜の皮や卵の殻はお掃除に使えるんですよ!
どんなものが使えるのかなぜそのような効果があるのか
実際にお掃除してみて調べてみましょう。
・レモンの皮
レモンの皮には「クエン酸」が含まれています。
「クエン酸」とは油汚れを溶かしてくれる効果があります。
シンクやガスレンジをこすってみましょう。
きれいになるだけでなく、爽やかな香りがして気持ちいいですよ。
レモンだけでなく、オレンジやグレープフルーツの柑橘系の皮ならOK。
・ジャガイモの皮
ジャガイモには「サポニン」という成分が含まれています。
これは洗剤のような効果があります。
ジャガイモの皮の切り口で、お風呂場などの鏡をふくと、
石けんなどでくもった鏡がピカピカに!
また、皮と水を水筒ややかんなどに入れてふると、
がんこな茶しぶもスッキリ落ちるようです。
・大根おろしのしぼり汁
大根には、「ジアスターゼ」という成分が含まれています。
洗浄・漂白作用もあり、大根おろしを絞った時に出る水分を
汚れた障子に塗ると、白くきれいになります。
また、ガラスもふくとピカピカになります。
・卵の殻
卵の殻は「炭酸カルシウム」という成分でできています。
この炭酸カルシウムは、「研磨剤」の代わりになって掃除に使えます。
茶渋がついてしまった水筒やコップに、卵の殻を細かく砕いたものを
水と一緒に入れて、手でフタをして振ると、
スポンジで届かなかった内側の部分もピカピカになります。
また、油汚れのひどいコンロにも卵の殻を砕いたものをまいて、
スポンジでこするとベトベトの油汚れがスッキリ落ちます。
・茶がら
緑茶には「カテキン」という成分があります。
このカテキンには、消臭・抗菌効果があり、
乾燥させた茶がらを消臭剤としても使えます。
他には玄関などの掃き掃除のときに乾燥させた茶がらを
ほこりの多いところにまいてからほうきではけば、
ほこりが舞い上がらず、きれいにはくことができます。
・コーヒーの出がらし
コーヒーの出がらしを乾燥させたものを布袋に入れて、
靴箱や冷蔵庫などに置いておくと脱臭作用が得られます。
捨てるはずだったものを使ってお掃除できるなんてエコでとってもいいですよね。
薬剤を使ってお掃除すると手が荒れてしまったり、
環境にも良くなかったりするので、野菜などの捨てるところから
活用できたらいいことづくしですね!
自由研究のコンクール 2020
先ほど紹介した料理とはまた別ですが、
家庭科の授業内容が生かせるコンクールもあります。
昨年末締め切りの、
「一般社団法人JASMA主催ホームソーイングコンクール」
というコンクールの結果発表が今年の3月にありました。
今年度の開催は未定ですが、小学生から高校生の部まであります。
入選者数も比較的多いので、裁縫やミシンを使ったりするのが好きな方は
是非ともチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
家庭科をテーマにした自由研究をすると、知識が身に付き
きっと将来にも役立つものが得られるでしょう。
あの時してみてよかったなぁと振り返る日がやってくるかもしれませんね!