夏休みの宿題と言えば自由研究。
テーマも決めて、始めてみたはいいけど、
どうやってまとめればいいのか困ってしまう。
という方も多いのではないでしょうか?
せっかく頑張った内容がうまく伝わらないのは嫌ですよね。
そんな方の為に、
・自由研究のまとめ方、構成
・実験ありの中学生の優秀作品
この2つをお伝えしていきたいと思います。
自由研究のまとめ方。高学年対象
自由研究のまとめ方ですが、構成のポイントはどんなテーマでもほとんど同じです。
- テーマ
- 選んだ理由
- 調べた内容
- 調べた結果
- 感想と今後の活かし方
- 使った資料や訪問した場所や人など
この流れでまとめるととても見やすい内容になるでしょう。
1つずつ解説していきましょう。
- テーマはどんなことでも大丈夫です。
ただ、どれだけ良さそうなテーマでも、興味がないことを
研究するのはしんどいですよね。
せっかくなら、興味があることや、面白そうだ!と
思える事を調べましょう。
また、研究テーマの書き方としては例えば、
「動物の観察」と書くよりも、
「ライオンの習性と住んでいる地域について」など、
具体的な内容が分かるテーマの方が読みたくなりますよね。
- 理由も必ず書きましょう。
いや、理由なんて特にないけど…と思われる方もいるかもしれません。
ただ、読む側からすれば、「この人はこの部分に興味があって調べたのか」と、
研究の意図が伝わりやすくなるでしょう。
- 調べた内容
ここが自由研究の一番大切なポイントとなります。
読んでもらう人が分かりやすい事を意識して、
・どんなことを研究するのか。(テーマをより詳しく)
・調べ方(準備と研究の手順)
この2点をわかりやすく書きましょう。
日付や訪問した場所なども書いておくとよりわかりやすいでしょう。
- 調べた結果
ここも大切なポイントですが、気を付ける事は
調べた結果だけで終わるのではなく、「調べた結果から分かる事」を書くことです。
例えば、
調べた結果→ライオンは調べてみるとネコ科の動物でした。
その結果から分かる事→ネコと同じで夜行性、骨格の形も似ています。
と書く方がより良い研究内容になっていきますよね。
- 感想と今後の活かし方
ただ「難しかった」や「おもしろかった」で終わらせないようにしましょう。
「実際に動物園までいかないとわからないことがあった」など詳しく書き、
「次はこんなことも調べてみたい」と書くと、
この自由研究が有意義だったと思ってもらえるでしょう。
- 使った資料や訪問した場所や人など
どんなものを使ったり、どこに行ったかも書いておきましょう。
以上のポイントをおさえておけば、とてもキレイに
まとめることができるのではないでしょうか?
自由研究の中学生優秀作品。実験あり!
昨年の自然科学観察コンクール中学生の部での文部科学大臣賞が
「朝顔の観察 パート7 日当たり5」というテーマです。
パート7まであるのは、小学校から毎年同じテーマで
様々な実験を行っているからだそうです。すごいですね!
朝顔の観察の内容ですが
「日当たりの違いによって、どうして見た目に違いが出てくるのか?」
「いろんな方角において観察してみた」
「日光以外の光だと、どうなるか」
日常のちょっとした疑問を調べてみることも立派な実験です。
これだと、特別な機械や装置がなくても、行う事ができますよね。
ほかにも「水の段差はなぜできるのか」など日常のちょっとした
「なぜ?」という疑問をテーマにしたものが多くあります。
中学生だから特別難しい研究テーマにしないといけないことはありません。
あなたの身の回りにあるものを、ちょっと違った目線で見たり、
調べてみたりすることで、新たな発見があるかもしれません。
中学生であっても自由研究のまとめ方の手順は同じです。
文字通り自由な研究なので、恐れず楽しみながら行いましょう!