ネットで検索したり本をたくさん読んだりして
女の子の反抗期のピークが
中学生頃に来ることを知っている方は多いと思います。
反抗期は一人一人異なるので
必ずしもそうではない事を分かってはいても
自分の娘の反抗期がなかなか終わらないと
「なんでうちの娘だけ、高校生なのにまだ反抗期?」と
不安になるものです。
「私が悪いのかしら?」
「育て方間違えた?」と
自分を責めたくなってしまう事もあるかもしれません。
反抗期は成長の証であり
体と心の成長がアンバランスになる事で
ストレスや不安を感じたりします。
決して反抗期が起きるのは
親のせいではありません。
とは言え、
反抗期の子供に対する親の対処方法が良くないと
反抗期が伸びてしまったり
反抗期関係なく親子の信頼関係が築けず
悲惨な状態になる事も。
特に女の子は
集団行動の中での
「人間関係の複雑さ」で悩む事が多いとされており
親との人間関係にまで悩まされると
なかなか回復させるのに時間がかかるものです。
今回は反抗期に取ってしまう
間違った対処方法を2つ紹介します。
それはずばり!
良かれと思って距離を取って
「愛情不足を感じさせてしまう」事
毎日の反抗的な態度に嫌気がさし
「言ってはいけない言葉を投げつけてしまう」事の2つ!
既にその対処をしてしまっている保護者でも
これを機に対処方法を見直して
お子様ともう一度向き合ってみてください。
また、
「反抗期がない子もいるのに
なんでうちの子はこうなの?!」と
自暴自棄になってしまっている保護者もいるかと思います。
反抗期がない事で起こる問題についても
まとめてみましたので
「うちの娘はダメなんだ・・・。」と思わず
反抗期を乗り越えるヒントにしてみてください。
反抗期は愛情不足だけが原因?ダメ親にありがちな「イラつかせ言葉」
いろいろ調べていると
「愛情不足が原因」という情報に
たどり着く事があります。
「えっ?私愛情不足だったかしら」と
自分の行動を見直してみても
出来る限りの事をしている親は
「そんな事はない!」と思いがちです。
実際、愛情をもって子供と向き合い
若干過保護になってしまっている方もいると思います。
今回のポイントの一つはそこにあります。
親として一生懸命に
子供の反抗期と向き合っているからこそ
気づかないうちに
間違った行動を取ってしまっている事もあるのです。
- 愛情不足を感じさせてしまっている
反抗期は子供にとって
「親の愛情確認期」であると言ってもいいでしょう。
成長の過程で感じてしまう
劣等感や不安から
自分が価値のない人間に思えている
子供たちは
自分の反抗的な態度に
親がどう対処するか
試している事があるのです
高校生の子に対する
反抗期の対処方法として
「過保護にしない」
「過干渉にならない」という
アドバイスをよく見ます。
その通りに、ある一定の距離を保っているだけでは
愛情不足を感じさせてしま事があります。
「一定の距離感を保つ」というのは
距離感を保ちながらも
必要な時にしっかりサポートできるように
見守る事です。
愛情をもって対処しているつもりでも
気が付いたら「放任」してしまっている事があります。
- 言ってはいけない言葉を投げつけてしまう
子供を想って言っている言葉も
反抗的な態度に嫌気がさして
言ってしまっている言葉も
子供の受け取り方や
子供のその時の心情によっては
反抗的な態度を駆り立ててしまう言葉があります。
それは反抗期には絶対に言ってはいけない
「人格を否定する言葉」です。
ただでさえ
周りと自分を比べて劣等感や不安を感じている子供が
無条件で愛してくれているはずの親から受ける言葉には
親が思っている以上の重みがあります。
たとえば
「なんで出来ないの?/わからないの」
「(他と比べて)だからダメなのよ」
「向いていないんじゃないの?」
「だから言ったじゃない」など。
人によって感じている事や
悩んでいることは異なるので
一概に「この言葉はダメ!」と言う物はないのですが
相手の気持ちや想いに対して
配慮にかけた言葉を言わないよう
親は日ごろから気にするべきです。
これらのポイントを踏まえて考えると
反抗期がなかなか終わらない理由に
「親が反抗するきっかけを作ってしまっている」
ケースもある事がわかります。
愛情がある事を伝えながら
愛のある言葉で対応する事が大事です。
反抗期がない人が親になった際の重大な問題とは?
反抗期が全くない子がいるのも事実です。
この場合、2つの理由が考えられます。
キーワードは「自己主張」。
反抗期がない事が
それほど問題にはならない場合
その子は、家族や周りの人に対して
十分に自己主張が出来ているのです。
逆に反抗期がない事が
後々問題になる可能性がある場合
その子は、家族や周りの人に対して
十分に自己主張が出来ない事が多いのです。
「反抗期」という名前の通り
何かに「反抗」する必要があるのかないのかが
ポイントなのですが
・自分が愛されていると感じられる
・自分を理解して貰えている
・自分の行動や言動を尊重して貰える など
一個人として尊重されていると感じる事が出来る場合
同じように相手を尊重出来るので
反抗する必要がないのです。
逆に自己主張が出来ない場合
「本当はこうしたかった」
「本当はあんな風に思っていなかった」等
尊重されなかった自身の考えを振り返り
大人になってから爆発してしまったり
「どうせ自分の考えは聞き入れられない」と
大人になってからも
どんな場面でも自己主張する事が
出来なくなってしまうのです。
後者の場合
自分の想いを伝えたり
相手の想いを理解する事が難しくなり
人間関係を築く事が苦手になる傾向があります。
また、自分で考えて行動する事が出来ず
自立心が育たない事も。
以上を踏まえて考えると
愛情をもって
子供を一個人として尊重する事
過保護にし過ぎず
放任し過ぎず
適度な距離感で
信頼関係を築く事が大事だという事に
改めて気づかされますね。
最後に
反抗期に悩む親は多くいます。
どうしたらいいのかと
日々、反抗的な態度に自分の気持ちを
抑えながら戦っています。
他の家族と比べたり
ネットや本で調べたりして
出来る限りの事をしていると思います。
なかなか解決策が見つからないと
しんどいですよね。
たまには、世の中の情報ではなく
自分が反抗期だった時を思い出してみるのを
おすすめします。
「こんな風にしてほしかったな」
「こんな言葉をかけてほしかったな」等
今の自分にピッタリなアドバイスが
見つかるかもしれませんね。