「疲れて家に帰ってきたら、部屋が汚れて散らかっている
のを見て呆然…。」
「どうせ誰も来ないし…と部屋の掃除を後回しにしているときに
限って突然の来客が!」
…こんな時、部屋の汚れや散らかっていることを実感し、
後悔したり落ち込んだりすることってありませんか?
では、なぜぎりぎりまで後回しにしたり、いざ掃除をしようと
思ってもやる気が出ないんでしょうか?
その理由は掃除をしようにも心身ともに疲れていたり、
掃除以外にもやることがたくさんあり過ぎて
時間が取れないからです。
疲れていたり、掃除に充てられる時間の余裕がなければ
よほど好きなことでもない限り、続けることはとても
大変なことです。
ただ、衛生面や気持ちの問題を考えても、掃除は
生活している以上避けては通れない作業ですよね?
それなら「心身ともに疲れている」ことと、「時間の余裕が無い」
の問題を解決できれば、掃除を前向きにできるように
なれると思いませんか?
今回は、掃除を始める前からやる気が出ない理由と、
そのやる気を出すコツについてさらにくわしく
紹介していきます。
掃除のやる気が出ない、その理由
まずは掃除をやろうとしても、どうしてもやる気が出ない
理由についてお話しします。
<心身ともに疲れている>
ひと昔前、日本では性別で役割がはっきりしていました。
それが時代とともに選択の幅が広がり、少しずつ自由に
やりたいことを選べるようになってきました。
自由な選択肢が広がってきた分、私たちは
仕事、家事、育児…と、限られた時間の中で両立し、
まんべんなくこなしていかないといけません。
そのように頑張っている方ほど、心身ともに
疲れていると思われます。
このような状態で、さらに全身を使った床掃除や
お風呂掃除などをやろうとしたら、
考えただけでもやる気を失ってしまいますね。
<時間がない>
先ほどお話ししたように、体と精神をギリギリまで
追いつめて目まぐるしく仕事や家事などをこなしている
としたら、当然自分に充てる時間もわずかだと思います。
わずかな時間があるなら少しでも自分の休息に
利用したいですよね?
その貴重な時間を掃除に充てるとしたら…
誰でもやる気は出なくなってしまいます。
<掃除のやり方が分からない>
いざやろうとしても、どこから手を付けてよいのか
わからず、結局途中であきらめてしまう方も
いるのではないでしょうか?
家中に物があふれていたり、床に物がたくさん
置いてあると、掃除をするためにまず物を移動したり
運ぶ場所をその都度考えたりしないといけなくなるので
疲れてしまいます。
掃除でやる気が出る方法はこれ!
掃除をする段階ですでに疲れていたり、掃除のために
時間を作る余裕のない人、やる気の出ない人はこのように
変えていきましょう。
<掃除を一度にやり過ぎない>
掃除を始めようとしてもやる気の出ない人の中には、
まじめで完璧主義者の方が多いです。
掃除を一度始めるとすべてをきれいにしなきゃと
頑張り過ぎて、結局疲れてしまうんです。
「今日はキッチン回り」、
「今日は窓ふき」…のように、やることを
限定する、あらかじめどこを掃除するか予定を立てておいて、
一度に全部を掃除しないようにしましょう。
<○○のついでに掃除する>
「トイレで用を足した後に、ついでにトイレ掃除をする」
「シャワーを浴びたついでにお風呂の壁を磨く」
「顔を洗ったついでに鏡と洗面台をサッとひと拭きする」
…など、何かをしたついでにひと手間掃除をして
おくだけで、時間も短縮できて掃除のストレスも
軽減できます。
<片付けてから掃除する>
「片付け」は、散らかったものを元の場所に戻したり、
いらないものを捨てること。
「掃除」は、部屋のホコリや汚れを落としてきれいに
することです。
「これは要る」、「これは要らない」、と即判断できる
ものなら良いのですが、迷いがあると時間がかかったり、
決断するのに脳をフル回転させるので、私たちの脳は
あっという間に疲れてしまうそうです。
なので、「片付け」と「掃除」は別々に分けて考え、
同時に作業しないようにしましょう。
掃除をする時はできるだけ床に物がない状態の方が
掃除がしやすくなるので、順番は「片付け」→「掃除」の
順でやりましょう。
<物は増やさない>
必要な時に見つからなくて、忘れたころに出てくる…
このようなことが増えてきたら、物が増えすぎている
サインかもしれません。
物を買うときに家に同じものがないかどうか確認したり、
「読まなくなって1年たったものはリサイクルに出す」、
のように、マイルールを作っておくと、片付けが早く進んで
掃除の時も楽になります。
<動画や雑誌を見てモチベーションをあげる>
最近ではインテリア雑誌はもちろん、ルームツアーの
動画配信をする人や、部屋の模様替えをシミュレーション
できるアプリなどもたくさんあります。
情報を発信している人たちやお気に入りの部屋をイメージして
モチベーションをあげておくと、掃除も楽しくなって
くるかもしれません。
まとめ
今回は、掃除を始める前からやる気が出ない理由と、
そのやる気を出すコツについて紹介しました。
掃除は健康に、快適に生活するためにはどうしても
切り離せない作業です。
必ず好きにならなくてはいけないものでは
ありませんが、嫌々ながらやるよりは、少しでも楽しく
掃除できたほうが得する気がしませんか?
きれいになった部屋を想像しながら楽しく、
時間を賢く使って掃除へのストレスを軽くして
あげましょう。