紫外線消毒器といえば、医療や理容、美容などで衛生管理のために必要な機器です。
紫外線の光を当てることで殺菌、消毒の効果が得られます。
薬品ではない分正しく使用すれば、人や消毒するもの、
環境にも影響が少ないとされています。
ですが、紫外線といえば日焼けを連想される人も多いのでは?
紫外線で消毒?医療でも使われている?なんだか難しそうですね…。
では、そんな紫外線消毒器の効果など調べてみましょう。
紫外線消毒器の効果性は時間と関係あるの?
よくわからないので調べてみた
紫外線消毒器は紫外線ランプの光を当て、あらゆる菌やカビなどを
殺菌、消毒をしてくれる効果があります。
紫外線で消毒できるの?と思いますが、天気のいい日に布団を天日干ししますよね?あれは紫外線を浴びることで殺菌効果を得られるからなんです。
なるほど!少しピンときましたよね!
医療や理美容の場では、箱型の紫外線消毒器が多く使われています。
使い方はまず電源を入れ、扉を開き、消毒したい器具を
重ならないように並べて入れます。
扉を閉め、20分〜30分程度照射すると、消毒完了です。
ただし、紫外線消毒器の紫外線灯には約2000〜3000時間という
寿命時間があるので取り替えが必要になります。
6ヶ月から長くても1年で取り替えるのが良いとされています。
古くなるにつれて殺菌効果が弱まってしまうので注意しましょう。
また、プラスチック類や、ステンレス、鉄は長く光を当てると
変質、変色する恐れがあるので30分程度におさえるようにしてください。
光が当たる面しか殺菌、消毒されないので、影になっている部分には
効果が得られません。置き方には注意が必要です。
紫外線消毒器のメリット、デメリット
メリット
- 菌に耐抗性を作らないこと。
- 消毒するものに対してほとんど変化を与えない。
- 残留物がないので拭き取りの手間がない。
- 環境ダメージがない。
- 処理時間が短い。
デメリット
- 殺菌効果は続かない。
- 光が当たる所にしか殺菌効果は得られない。
- 光をさえぎると効果がない。
これはすごい!初めて知った紫外線の消毒効果と時間の関係
“紫外線”という言葉はみなさん耳にしたことはありますよね?
紫外線は光の一種で、他にはX線、可視光線、赤外線と分類されています。
紫外線の中でも、UV-A、UV-B、UV-Cとわけられています。
UV-A、UV-Bは日焼けの話からよく聞くワードだと思います。
紫外線で消毒効果、殺菌効果が最もあると言われているのは、UV-Cです。
UV-Cの波長は100〜280nm(ナノメートル)で、その中の253.7nmが
もっとも消毒効果、殺菌効果があるといわれている波長なんです。
UV-Cは直接に菌の細胞に作用し、菌の増殖を防ぎ、殺菌してくれます。
あらゆる菌に有効とされていますが、紫外線の光が当たる度合いが強くなるほど、
反比例して光の当てる時間は短くしなければなりません。
光を当てる強さや時間を守り、適切に使うと安全で
99%殺菌できるといわれています。
ですが、間違った使い方をすると人体に悪影響を及ぼすこともあります。
光を直接目に当ててしまうと、数時間後目が痛くなったり
皮膚に当てると、日焼けや炎症の原因になります。
光の当たる度合いが弱くても長時間浴びるとよくありませんので、
気をつけてください。
使うものの取り扱い説明書はしっかり読み、
光を照らす時間などは必ず守るようにしましょう。
比較的使いやすく、消毒後の処理がいらない分、手軽に使える紫外線消毒器。
最近はコンパクトな紫外線消毒器も出回っていますね。
よく使用するスマホや、小物類、マスク、などを
機器によっては5〜10分の短時間で99%除菌できるというものがあります。
紫外線消毒器を正しく使って、毎日の生活を気持ちよく
快適に過ごしていけたらいいですね!