気温が上がってくるとよくニュースになるのが「熱中 症」です。
でもどれくらいの人がちゃんとこの熱中 症について理解でき
ているのでしょうか?
今回は、熱中 症について詳しくご紹介していいきます。
知らない間に自分もなっているということもあるので、しっかり
とチェックしておきましょう。
熱中 症に掛かった時の症状と尿の色がこれ!
まずは熱中 症というのが何か簡単に説明します。
熱中 症は、暑いところや湿度の高いところにいると体調が悪く
なってしまうことをいいます。
人間の体温はだいたい36度前後に保たれています。
これは、体の中で作られる熱がたまってしまわないように皮膚
表面から汗をかいたりして体の熱を逃がし、うまく体温を調節
できているからです。
ですが、気温が高いところや湿度が高いところに長時間いると、
体温を調節する機能がいつも通りに働かなくなり、うまく体内
の熱を逃がすことができなくなってしまいます。
体内に熱がたまってしまうことで体温が上昇し、急激にたくさ
んの汗をかき、水分や塩分が失われ、体調が急激に悪化し
ていきます。
熱中 症の症状は3つに分類されます。
☆Ⅰ度(軽度)
⇒めまい・湿疹・筋肉痛・こむら返り・熱けいれん・大量の発汗
☆Ⅱ度(中度)
⇒頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感
☆Ⅲ度(重度)
⇒けいれん・意識障害・手足の運動障害・体温が高くなる
熱中 症は、軽症の時はそれほど熱も高くないのですが、油断
するとあっという間に重症化してしまうことも少なくありません。
熱中 症による脱水などをいち早くチェックできるのが、尿の色
です。
警視庁警備部災害対策課の公式Twitterで紹介されているカラー
チャートを参考にしてチェックすることができます。

尿の色に変化がいつもと違うというときは、このカラーチャート
を参考にすることをおすすめします。
熱中 症の症状別の対処法を紹介
☆Ⅰ度(軽度)の場合
この場合、まだ意識もはっきりしていてその場で対処可能な状態
です。
まずは日陰で風通しの良い場所に移し、衣服をゆるめて保冷剤
などで首の周りや脇の下を冷やして体温を下げながら、経口補水液
やスポーツドリンクで水分と塩分を補給していきましょう。
☆Ⅱ度(中度)の場合
すでに判断力の低下もみられるので、できるだけ早く医師の診察
を受けるために病院に行きましょう。
病院に向かうときも、Ⅰ度と同じ対処をしながら向かうようにして
ください。
☆Ⅲ度(重度)の場合
すでに意識障害を起こしていたり、けいれんをおこしていたりする
ので、すぐに救急車を手配し、Ⅰ度やⅡ度のような対処をしながら
待ちます。
重度になると少しでも早く医師の処置が必要になります。
熱中 症を予防する方法も知っておこう!
熱中 症は気づかぬうちにどんどん症状が悪化していきます。
まずは予防する方法を知っておくことが大切です。
☆暑い季節はこまめに水分補給をする
1時間に1回を目安にこまめな水水分補給を心がけてください。
水分といってもなんでもいいわけではありません。
カフェインやアルコールではなく、水やお茶、スポーツドリンク
などで補給するようにしましょう。
☆直射日光は避ける
真夏に屋外で過ごすことがあるなら、必ず直射日光を避ける対策
を撮ってください。
帽子や日傘などもありますので、そういった物を使って上手に直射
日光を避けましょう。
☆エアコンや扇風機の使用
暑くても我慢できるといってエアコンや扇風機を使用しない方が
いますが、それが熱中 症の元になってしまいます。
自宅にいても熱中 症になってしまう方が増えています。
部屋の中にいても、気温や湿度には注意して、快適な環境で
過ごせるよう、エアコンや扇風機を使用するようにしましょう。
☆十分な睡眠をとる
睡眠不足によって自律神経が乱れます。
これが熱中 症になりやすい身体を作ってしまいます。
規則正しく、十分な質の良い睡眠をとるために夏場の寝室は、
エアコンなどを使用して快適な環境を作るようにしましょう。
☆急な気温の上昇は危険
夏場は急に気温が上昇します。
そういった気温の上昇で熱中 症患者が急激に増加する傾向
にあります。
天気予報でしっかりと気温をチェックして、急激に気温が上昇する
ときは、いつも以上に体調などに注意するようにして下さい。
まとめ
熱中 症とは何か、その症状と対処法や予防法をご紹介
しました。
症状が軽いからといってあまくみると、あっという間に重度な
状態に陥ってしまいます。
熱中 症かもしれないと感じたら、すぐに休んで水分補給など
の対処法を実践するようにしてください。
また、自分で予防することも大切です。
熱中 症は予防することができるので、今回ご紹介した予防法
をぜひ実践してみてくださいね。
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