赤ちゃんの夜泣き。よく生後3ヶ月頃から始まると言われています。
生後すぐはぐっすり寝ていた赤ちゃんでも、急に泣き出すなんてことも。
その日だけならまだしも、毎日毎日続くといくら可愛い我が子でも
その時はしんどくなってしまいますよね。
子育て経験されるママさんパパさん大半は通る道だと思います。
夜泣きについての対策も日本と外国で違いがあるのだとか。
夜泣きは1歳過ぎまで続くといわれていますが、
なかには2歳以降もおさまらない子供もいるようです。
大きくなってからも続く夜泣きには何か原因があるのか調べてみました。
大きくなっても夜泣き?気になる原因は?
夜泣きの原因は様々ですが、
- 生活リズムの乱れ
- 環境の変化
- 睡眠障害
などが挙げられます。
生活リズムの乱れ
生後3ヶ月〜5ヶ月頃にはまとめて寝てくれるようになり、
朝明るくなると起き、夜暗くなると眠るという生活リズムがある程度身につき、
時間の感覚を少しずつ理解すると思います。
成長と共に体力もつき、体力があり余っている状態だと眠りが浅く、
夜泣きに繋がってしまうことがあるようです。
なるべく決まった時間に、朝起きて、お昼はしっかり体を動かし、
夜は寝るというリズムを作ってあげることが大事でしょう。
環境の変化
幼稚園や保育園に通い始めた、引越しをした、弟や妹が産まれたなど、
環境の変化から夜泣きに繋がることがあります。
また、日中に嫌な出来事あった、怖い夢を見た、などから
感情の整理ができない状態から夜泣きが起こりうるようです。
睡眠障害
幼少児期に起こりうる『夜驚症(やきょうしょう)』という
症状は聞いたことがありますか?
脳が睡眠と覚醒のバランスをうまく取れないことで起こります。
原因ははっきりとわかっていませんが、日中感じたストレスなどから、
睡眠時に脳が整理することができず、興奮状態になりパニックになります。
寝ていたのにパニックで急に泣き出したり、暴れだしたりするようです。
パパやママも驚いてしまいますが、パニックになっている間は、
脳は半分寝て、半分起きている状態で
自分でも何が起こっているかわからないようです。
声をかけても反応が鈍く、翌朝何があったか覚えてないなんてことも。
まずはパパやママが落ち着くこと。無理にパニックを抑え込もうとせず、
周りに危険な場所がないか注意し、優しく見守ることが大切です。
辛くてもやってみよう!正しく知って対策を実践してみよう!
自分の子供が泣いたら、あなたならどうしますか?
すぐ駆け寄り優しく抱っこされる方がほとんどではないでしょうか。
外国では夜泣きをしても放置すると聞いたことはありますか?
「え?放置して大丈夫!?」なんて心配になりますよね。
放置というと不安になりますが、
無視してほったらかしにするということではありません。
“少しの間そばで見守る”ということ。
はじめは泣き続ける赤ちゃんも次第に慣れて1人で眠れるようになるのだとか。
泣いている我が子を前に抱っこせず、見ているだけ…
なんて、はじめはちょっと辛いですね。
でも外国では、自主性や自立性を育てるために
赤ちゃん1人で寝かせるご家庭が多いようです。
そのために割と早い段階から子供専用の部屋を作るそうです。
もちろん泣いてもほったらかしにはせず、少し様子を見てからそばで見守り、
声をかけ安心させてあげます。
泣いているのを放置するというのは気が引けますが、1人で眠る練習を見守る
ということであれば、参考にできるのではないでしょうか。
ですが、小さいお子さんには危険もあります。
安心できる環境を整えてあげることが大事です。
注意点もまとめてみました。
注意するべき点
- SIDS(乳幼児突然死症候群)
何の予兆もなく突然死してしまう疾患が起こりうることがあります。
赤ちゃんの身の回りの安全確保
うつ伏せ寝に気をつけたり、窒息しないように
枕や毛布など顔まわりに置かないように注意しましょう。
ベビーベッドで寝かせる場合は転落しないよう柵をつけるなどの
対策をしっかりしましょう。
体調が悪いとき
熱があるなど、体調が優れない時は放置しないようにしましょう。
授乳後
授乳後は嘔吐することもあり、喉をつまらせてしまう危険もあるので、
ゲップをさせたり、授乳後は様子を見るようにしましょう。
生後間もない頃はお腹が空いていたり、おむつが気持ち悪かったり、
様々な理由で泣くことが多いですよね。
ママもパパも気持ちが落ち着かない日も続くと思います。
目を離しにくい時期ですが、どうしても辛い場合は安全なことを確認して、
少しの間離れるのもひとつでしょう。
最後に…
夜泣き対策で日本と外国での違いがあったのですね。
泣いてもすぐに抱っこせず、一度様子を見てみる。そういう方法もあるんだと、
頭の片隅に覚えておくといいのではないでしょうか。
夜泣きでお困りのときは、一度試してみるのもいいかもしれません。
小さい頃からある程度の生活リズムを作ってあげること。
寝る前のルーティーンも作ってあげると、もう寝る時間なんだなと理解し、
眠りにつきやすくなることもあります。
日中に起きた恐い出来事や、環境の変化などからストレスを感じ、
夜泣きや夜驚症に繋がることがあるのであれば、
特に日頃のスキンシップはとても大事にしたいですね。
小さい体で、毎日たくさんの楽しいことや嫌なこと、様々な気持ちを感じ取り、
感情の整理がつかずそれが夜泣きに繋がっているのであれば、
その成長もしっかり親としては見届けてあげたいですよね。
毎日の夜泣きは辛いですが、親も子もお互い人間ですから
しんどくなることはもちろんあります。
辛い状況が続く場合は放置して様子を見るのもひとつの方法です。
ママやパパ、子供みんながなるべくリラックスした状態で過ごせるよう
ひとつの方法に過信しすぎず、それぞれに合った方法を模索して
乗り越えていきましょう。