ニュースを見ていると「あおり運転」や「危険運転」などの事件が毎日のようにありますね。
交通事故の原因はさまざまですが、「あおり運転」や「危険運転」が増加しています。
高齢者ドライバーによるブレーキとアクセルの踏み間違えなんて事故もありまね。
年齢に関係なく、交通事故は増える一方です。
危険運転はもはや他人事ではありません。
運転する人ならいつだって危険運転と隣り合わせです。
自分が被害者になるかもしれないし、加害者になってしまう可能性も無いとは言い切れません。
誰でも「ちょっと危なかった」って経験があるんじゃないでしょうか?
交通事故にはならなくても、不注意やよそ見をしていてぶつかりそうになったことありませんか?
仮に、事故を起こしたとききちんと対処しないと後で大変なことになります。
対処を間違えると犯罪者になりかねません。
そこで、もしも「危険運転」をしていまった時の対処法をご紹介します。
内容はこちらの2つです。
【危険運転致死傷罪に執行猶予はつく!?その期間は?】
【危険運転致死傷罪にいたる交通トラブルのきっかけ5選】
こちらを見ておけば、事故に合った時でも落ち着いて対処できるかと思います。
そして自分やご家族が万が一事故を起こしてしまった時のためにもぜひご覧ください。
【危険運転致死傷罪に執行猶予はつく!?その期間は?】
危険運転致死傷罪ってご存じでしょうか。
私はつい最近まで知りませんでした。
あおり運転のニュースを見て知りました。
運転する人は危険運転ってどんな行為なのか、知っておくと良いかもしれません。
危険運転致死傷罪ってどんな罪なのかも詳しく見てみましょう。
〈危険運転に当てはまる行為は?〉
◎飲酒や薬物の影響でまともな運転ができない状態で自動車を走行すること。
◎制御できないくらいのスピードを出して自動車を走行すること。
◎歩行者の通行を妨げる、または他の車の通行を妨げる「妨害目的」の運転。
◎信号無視して、さらにスピード出したり危険な運転をすること。
◎通行禁止のところへ侵入して、さらにスピードを出して危険な運転をすること。
◎病気の影響で運転ができない状態。
自分で事故を招いている行動は悪質ですよね。
運転している時「言葉使い」や「運転」が荒くなるドライバーってたまにいませんか?
自分の思うような運転ができない状況になるとイライラするんでしょうね。
そのイライラが「妨害目的」の運転をすることになります。
あおり運転はまさにそれですよね。あおり運転は暴力も加わり、さらに悪質です。
この行為の中で交通事故の原因で特に多いもの2つはこちら。
①飲酒運転による事故
②信号無視
飲酒は有名人でも交通事故をおこした人たくさんいますね。
中には「ひき逃げ」で捕まった人もいます。
信号無視するドライバーは、私もよく見かけます。
これも本当に危険な運転ですよね。
実際信号無視による交通事故を目の前でおきたのを見たこともあります。
信号無視をしたドライバーのせいで、周りの正しい運転をしていた人が事故に巻き込まれてしまいます。
どんなに注意を払っていても、「危険運転」をする人がいることで事故は起こってしまいます。
私たちは注意して正しい運転をすることしかできません。
当たり前の事でもまずは自分が「危険運転」を絶対にしないことですね。
〈危険運転致死傷罪とは?〉
2001年6月に危険運転致死傷罪が新しく施行されました。
「負傷させた場合懲役15年以下、死亡させた場合有期懲役1年以上」(最高20年)
「負傷させた場合に懲役12年以下、死亡させた場合に懲役15年以下」
このように2つ規定されています。
ちなみに今までの警報は「業務上過失致死傷罪」が適応されていたようです。
業務上過失致死傷罪なら私も聞いたことがありました。
でもこれだと、「事故を起こしたことは故意でない」のが前提なので矛盾してますよね。
そして罪も軽いです。もっと厳しく!と声が多いため「危険運転致死傷罪」が新しくできたようです。
危険運転で「わざと」事故を起こすのは誰が見ても悪質ですよね。
〈危険運転致死傷罪に執行猶予はつく?〉
結論から言います。
危険運転致死の場合執行猶予がつくことはないです。
危険運転の「致死」と「致傷」でもちがいます。
「致死」は執行猶予100%ないと思います。
「致傷」では過失致死よりも可能性は低いけど執行猶予はつくことがあります。
過失致死の場合は危険運転致死傷罪より軽いので執行猶予つくことが多いです。
ですが危険運転致死傷罪は、ほとんど「実刑」です。
平成30年危険運転致死傷罪の実刑率は100%と情報がありました。
ごく稀に、執行猶予がつく場合もありますが、それは過失致死傷罪となったことが多いです。
最初は危険運転致死傷罪で送検されたけど、被害者の方との示談が成立して最終的に過失致死傷罪となった案件があるようです。
これはいろんな条件が整ったから執行猶予がついたわけです。
危険運転致死傷罪はとても重いです。
ですから「執行猶予」がつくようになるには、弁護士の力がないと難しいです。
まずは被害の程度や被害者の示談が成立しないといけません。
被害者への謝罪・反省の態度も見られます。
危険運転でないことを主張できる証拠なども必要です。
執行猶予がつく事例はまだ軽いほうだと言えますね。
過失致死になるような事例は執行猶予がつく可能性はあると思います。
〈危険運転致死傷罪の執行猶予期間は?〉
執行猶予期間は1年~5年の間です。
裁判官が1~5年の間を、判決時に言い渡します。
【危険運転致死傷罪にいたる交通トラブルのきっかけ5選】
実際にあったトラブル5選ご紹介します。
①飲酒運転でパトカーから逃走、大学生2人死傷させた。
2020年11月飲酒でパトカーから逃走の男。105キロのスピードを出して福井市の交差点へ。
軽乗用車に衝突した。乗っていた大学生の男女を死傷させた。
②高速道路で他の車を追跡して停止させる。乗っていた人を死傷させた。
2017年神奈川県の東名高速で、あおり運転で追跡され高速道路にもかかわらず車を停車させられ、うしろから来た車が追突。乗っていた一家4人が死傷。
③高速道で酒酔い運転のトラックが女児を死亡させた。
1999年に東名高速道路で飲酒運転のトラックが乗用車に衝突。
3歳と1歳の女児2人が焼死した事故。この事件がきっかけで法改正がありました。
④飲酒で居眠り運転による事故
令和元年滋賀県で大型トラックと乗用車が衝突し、乗用車に乗っていた男女が死傷した事件。
トラックを運転していた男は飲酒をして運転していた。縁石などにも衝突していたようです。
⑤飲酒でひき逃げと、逃走中に「重ね飲み」。
2002年、東京都。飲酒した男がバイクに衝突。そのまま逃走。ヘッドライドを消して、猛スピードを出す。
そして原付バイク青年に衝突。引きずったまま90メートル走行。原付バイクの青年は死亡。
男はそのままコンビニに行き、事故後に飲酒したことにするためお酒を飲む。
危険運転の事故を調べてみたところ、やっぱり飲酒運転が多かったです。
さらに飲酒運転と同時に「ひき逃げ」も増加しているようです。
飲酒運転が厳しくなったため飲酒を隠そうと逃げる人がいます。
ひき逃げは「半数」未解決な事件が多いようです。
事故をおこしても平気な顔で生活している人がいると思うとこわいです。
最近はあおり運転も多いですね。
あおり運転の事故にはあっていませんが私もトラックにあおられたことがあります。
経験された方はわかると思いますが、あおられるとこっちもスピードを出して逃げようとしてしまいます。
車間距離も短くて、止まったらぶつかると思ってしまい止れません。
本当にこわいです。
ちなみに、不必要な「ハイビーム」もあおり運転になるみたいです。
夜間の運転の時には注意したいですね。
【まとめ】
さて今回のタイトル「ドライブレコーダーに写ってたらヤバい!?危険運転してしまった時の対処法!」
いかがでしたか?
内容はこちらの2つ。
【危険運転致死傷罪に執行猶予はつく!?その期間は?】
【危険運転致死傷罪にいたる交通トラブルのきっかけ5選】
おさらいすると、危険運転致死傷罪に執行猶予はほとんどつきません。
危険運転「致死」は100%実刑です。
過失致死となった場合や比較的軽度な致傷で被害者の和解など条件が整えばつく可能性があります。
執行猶予の期間は1~5年の間。裁判官が判決時に言い渡す。
危険運転致死傷罪の事故も5選のせました。
胸が痛む事件ばかりです。
危険運転による事故はとても多いです。
ニュースになっていない事故もたくさんあると思います。
その中でも多いのが飲酒運転でした。
「飲んだら乗るな」という言葉は知っている人もたくさんいますよね。
でもそれを守らない人もたくさんいるって事です。
まず自分が危険運転をしないことはもちろんです。
ですがもし危険運転をしてしまった場合でもモラルを忘れずにきちんとした対処が必要です。
対処を間違えると犯罪者となり、長い懲役に科せられるなんてことになります。