独身の時には親任せだったお盆のお供え。
結婚するとそういうわけにはいきませんよね。
特に、結婚して初めてのお盆を迎え夫の実家に帰省するとなった時、
どうすればいいのかわからなくて困ってしまう方が多いはず。
そこでお盆のお供えの意味やマナー、お供え物で絶対にNGなものは
何か、どういった物がいいのかなどをご紹介していきます。
お盆のお供え物は亡くなった御先祖様に感謝の気持ちを込めて贈るもの
お盆にお供え物をするのはどうしてなのか?
そんなに難しく考える必要はありません。
一般的にお盆と呼ばれるのは
8月13~16日
旧暦では7月13~16日
になります。
この期間、ご先祖様なお亡くなりになった人たちが、極楽浄土から私たち
がいる地上の世界に戻ってくるとされています。
そのご先祖様やお亡くなりになった人たちへの感謝の気持ちをこめて、お
迎えし、おもてなしするという意味があります。
一般的にお供え物には、「落雁」「お花」といったものがあげら
れますが、それぞれにも意味があります。
・落雁(らくがん)
お盆の時期になると、スーパーなどに並べられる色とりどりの砂糖菓子
のことです。
お盆のお供え物にはあまいものがいいとされていることから、砂糖菓子
の落雁が定番となっています。
・お花
お供え物といえばお花ですよね。
お盆のお供えのお花には「菊」「りんどう」「ミソハギ」といったお花が定番
となっています。
「菊」には邪気を払ってくれるという意味合いが込められています。
「りんどう」は、見た目が釣り鐘に似ていて華やかさがあることから、人気
となっています。
「ミソハギ」は体の汚れをおはらいするみそぎの時に用いられてきたこと
から、仏用花とされており、お盆のお供えのお花として使われています。
これらの他にも、故人が好きだったものをお供えしたりするご家庭も多い
です。
これは絶対にダメ!お盆のお供えマナーとは
基本的にお盆のお供えは、故人やご先祖様が好きだったものをお供
えしますが、絶対にお供えしてはダメなものがあります。
★肉類
★魚類
です。
これをみて何かピン!ときませんか?
そうです!
肉や魚は殺生に通じてしまうので、そういったものをお供えするのは
絶対にダメなので、覚えておいてください!
お盆のお供えのマナーとして知っておいてほしいのが、
「のし」
「掛け紙」
をどうするのかという点です。
「のし」は外のしにしてください。誰からのお供えかそれですぐにわか
ります。
掛け紙の水引は「結びきり」で、色は関東では黒白。
関西では黄白が一般的です。
表書きは「御供」とし、名前はフルネームで書きます。
夫婦の場合は連名にし、夫の名前をフルネームで書いてから、その
左側に妻の名前を書きます。
お盆のお供え物には何がいい?
まずはお盆のお供えの基本の「五供(ごく)」を知っておきましょう。
・花
・香:線香
・灯燭(とうしょく):灯りをつけたろうそく
・浄水:きれいで新鮮な水
・飲食(おんじき):日常的に食べる物
お供え物には日持ちがするもので、下げた後に食べたり使ったりで
きるものがおすすめです。
・個別包装されているお菓子(焼き菓子など)
・小分けしやすいゼリーやようかん
・旬のフルーツ
・故人が好きだったお酒や飲料
などといったものがいいでしょう。
私は結婚して初めてのお盆の時に、まず間違いないだろうと思い、
「落雁」と「お花」をお供えとして持参しました。
特にお姑さんからのクレームもなかったので、毎年お供えはこの二つ
にしています。
まとめ
結婚してから初めてのお盆を迎える新妻さんのために、お盆のお供
え物の意味やマナー、おすすめのお供え物などをご紹介しました。
年に一度戻ってくる故人やご先祖様に感謝の気持ちをこめてお迎
えする、という意味があるお供え物。
魚や肉などの殺生を連想させるものをお供えするのはダメだという
ことは忘れないでください!
どうしても悩んで決められない時は、恥ずかしからずにお姑さんに
聞いてみるというのも一つの方法です。
お姑さんとゆっくり話すいい機会かもしれませんよ。